舌面をいったん口蓋につけて、溜まった呼気をコントロールして出す音。
舌面を口蓋から離す時の呼気の制御の仕方によって以下の3種類の音の違いが出る。 単母音 [ i ] をつけて練習する。無気音 j(i)
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解説
(解説)舌尖を上の前歯の裏につけ、舌面を硬口蓋につけた後、舌を外して[j]。
(ヒント)
舌を外す時には呼気を飲むようにして、呼気が出ていく音が響かないように。
有気音 q(i)
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解説
(解説)[j]と同じように構えた後、破裂する呼気で舌を外すようにして[q]。
(ヒント)
破裂音は、栓が開いて閉じ込められていた空気が勢いよく出るような感じで。
x(i)
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解説
(解説)口を横に引き、舌は脱力しながら前方に伸ばして[x]。
①3種類の i ~その1~
[i]は、3種類の異なる音の表記に使われているため、注意が必要である。 舌面音の後に続くのは単母音の[i]。残り2種類については後述する。
②ウムラウト記号の表記
舌面音は単母音[ü](ウムラウトのU )に 続くが、単母音[u]には続かないため、 [u]と[ü]を区別する必要がない。このため、[ü]の ウムラウト記号は省略される。 つまり ju, qu, xu と表記される。一方、子音 [n] [l] は単母音[u]と[ü]の双方に続くため、 区別する必要があり、[ü]の ウムラウト記号は省略されない(音節表を参照)。
☆発展語彙 ( 消える o )